ホームセンターからJリーグの舞台へ!小林心、ベガルタ仙台移籍の軌跡

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ホームセンターからJリーグの舞台へ!

Jリーグの舞台に新たなストーリーを刻もうとしている選手がいる。
その名は小林心(こばやし・こころ)。新潟県出身の22歳。彼は、JFL(日本フットボールリーグ)に所属する高知ユナイテッドSCで、ホームセンターの店員として働きながらプレーしていた異色の経歴を持つストライカーだ。

彼が全国的な注目を浴びたのは、2023年6月の天皇杯。J1・ガンバ大阪との一戦で先制ゴールを決める大金星の立役者となり、一躍その名を知られることとなった。「仕事とサッカーを両立する厳しい環境でも夢を諦めなかった姿」に、多くのサッカーファンが胸を打たれた。

彼は「J1で点を取れる選手になりたい。W杯にも出場したい」と夢を語っていたが、その言葉は決して口だけではなかった。

2024年にはJFLでチーム得点王となり、クラブのJリーグ参入にも大きく貢献。J3に昇格した2025年シーズンには、Jリーグの舞台で次々とゴールを奪い、J3通算8000ゴールやクラブ史上初の月間MVP(4月)を受賞するなど大活躍。

そして2025年6月、彼はついにJ2・ベガルタ仙台へ完全移籍を果たした。ホームセンターから始まった挑戦は、プロの舞台へと続いている。

小林心、ベガルタ仙台移籍の軌跡

小林心選手のサッカー人生は、まさに“下積み”の象徴といえる。
小学生時代にリベルタサッカースクール新潟でサッカーを始め、グランセナ新潟で基礎を磨いた後、北越高校では1年生から主力として活躍。3年時にはプリンスリーグ北信越で得点王に輝くなど、早くから才能の片鱗を見せていた。

流通経済大学に進学後も着実に実力を伸ばし、3年冬からはトップチームでの出場を果たす。しかし大学4年時、Jクラブの練習参加が決まっていた矢先に負傷でチャンスを逃すという試練に直面。

それでも諦めなかった彼は、2023年11月にJFLの高知ユナイテッドSCに加入。ホームセンター勤務と並行しながらの選手生活をスタートさせた。

高知では、流通経済大時代から継続する筋トレと、アスリートフードマイスターの資格を持つ寮母の食事サポートで体脂肪率6.7%の体を維持。2023・2024年と2年連続でチーム得点王に輝き、2025年のJ3開幕戦でJリーグデビュー。3月にはクラブ初のJリーグゴールを記録し、4月にはハットトリックを達成。J3月間MVP(4月)も受賞した。

この活躍が認められ、2025年6月、J2の名門・ベガルタ仙台への完全移籍が決定。ここから先は“元ホームセンター店員”ではなく、「Jリーガー・小林心」としての真価が問われていく。

小林心のプロフィールを紹介!

Jリーグ・ベガルタ仙台に新加入した注目のストライカー、小林心(こばやし・こころ)選手のプロフィールをご紹介します!

基本情報

  • 名前:小林 心(こばやし こころ)
  • 生年月日:2000年9月29日(24歳)
  • 出身地:新潟県新潟市東区
  • 身長/体重:177cm/73kg
  • ポジション:フォワード(FW)
  • 利き足:右足

経歴とこれまでの歩み

小林選手は、新潟県の「リベルタサッカースクール新潟」でサッカーを始め、グランセナ新潟を経て北越高校へ進学。高校3年時にはプリンスリーグ北信越で得点王に輝くなど、早くから得点力に秀でた選手でした。

その後、流通経済大学へ進学し、3年冬からトップチームで活躍。大学卒業後の2023年には、JFL(日本フットボールリーグ)所属の高知ユナイテッドSCに入団。なんと、ホームセンター勤務と並行しながらの“二刀流”生活を送っていたのです。

そんな異色のキャリアの中でも、2023年と2024年はチーム得点王となり、天皇杯ではJ1ガンバ大阪を破る金星の立役者に。2025年シーズンにはクラブ史上初のJリーグ月間MVP(4月)を受賞するなど、J3でも圧巻の活躍を見せました。

そして2025年6月、J2・ベガルタ仙台へ完全移籍。ついにプロの舞台で大きく羽ばたく時が来ました。

プレースタイル

小林選手の最大の武器は、スピードを活かした裏への抜け出し鋭いゴール感覚。細かなポジショニングとダイレクトプレーにも優れ、相手DFの裏を取る動きが秀逸です。今後、J2でも得点源としての活躍が大いに期待されます。

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